春のさかな

マガキ

ひがた美人(マガキ)

日本初の干潟でのシングルシード方式で養殖された真牡蠣(マガキ)。中津発のブランド牡蠣「ひがた美人」として、有名オイスターバーやレストラン、ネットショップで販売。
【おススメの食べ方】生牡蠣、蒸し牡蠣、焼き牡蠣など
【旬】12月から5月ごろ


ハマグリ

ハマグリ(蛤)

上品な味わいで人気の高級食材。干潟でジョレン(口に爪のついている金属製のカゴ)を使い、手作業で漁獲する。3月の節句には重宝され、俳句の春の季語にもなっている。
【おススメの食べ方】お吸い物、酒蒸し、炊き込みご飯など
【旬】3月から5月ごろ


アサリ

アサリ

全国的に漁獲量が激減しているアサリ。中津でも漁獲量復活を目指し、増養殖に取り組んでいる。
【おススメの食べ方】酒蒸し、味噌汁、から炒りなど
【旬】3月から5月ごろ


ツメタガイ

ツメタガイ

別名「海のエスカルゴ」とも呼ばれる。潮干狩りでもお目にかかるツルツルの巻貝で、沖合の小型底曳網で漁獲されるものは、身が柔らかく朝市でも販売されている。
【おススメの食べ方】煮付け、酢味噌和え、佃煮など
【旬】3月から5月ごろ


アカニシ

アカニシ(赤西貝)

殻口の内側はオレンジ色(赤)をしているのが名前の由来。沖合の底引きや建網、干潟でも漁獲される。マニシより身がやわらかく、尾の方にある真子(卵)が美味しい。1年を通じて漁獲されるが、産卵期前の3月頃から5月初旬辺りまでの春が旬。
【おススメの食べ方】刺身(酢味噌・わさび)、煮つけ、佃煮など
【旬】3月から5月ごろ


サヨリ

サヨリ

スリムな体で「海の貴婦人」とも呼ばれる、白身魚の高級魚。刺身にすると、光り輝く身の美しさに脂の乗った旨味を堪能できる。機船船びき、サヨリ二艘漕ぎで漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、塩焼き、天ぷら、お吸い物など
【旬】3月から5月ごろ


コウイカ

コウイカ(甲烏賊)

寿司種として馴染みのあるコウイカ。主にカゴ漁によって漁獲されるが、底曳網・船曳網で混獲される。身は甘くて柔らかく、様々な料理で使われる。またコウイカのイカ墨はイタリアンで使われる定番。
【おススメの食べ方】刺身、カルパッチョ、イカ飯、天ぷら、フライ、塩辛、一夜干し、酢味噌和えなど多様
【旬】3月から6月ごろ


コショウダイ

コショウダイ(胡椒鯛)

名前からタイの仲間と思われがちだが、実はイサキの仲間。地元ではコタイと呼び、ウロコが固く調理に苦労するが、鮮度保持が良く甘みがある。
【おススメの食べ方】刺身、塩焼き、フライ、ムニエルなど
【旬】5月から6月ごろ

夏のさかな

ハモ

つの字鱧(ハモ)・真鱧

中津の鱧は身が太く大きいため、その身を丸めて、ひらがなの「つ」の形にしないとトロ箱(魚を入れる箱)に入らないことから、「つの字鱧」と呼ばれるブランド魚で高級食材として有名。また、鱧の調理に欠かせない「骨切り」は中津発祥の伝統技術である。なお、「中津の鱧料理」は日本遺産の構成文化財にもなっている。漁獲最盛期は初夏から夏。秋から冬にかけては脂が乗っているが、漁獲量が少ない。
【おススメの食べ方】刺身、しゃぶしゃぶ、湯引き、吸い物、フライ、天ぷらなど
【旬】6月から7月ごろ(さっぱりとした味わい)


キス

キス(鱚)

「海の女王」の異名も納得の美しい魚で、上品で軽い味わいが人気。刺身でも、焼いても、揚げても美味しいので、「海の鮎」という呼び方もされているとか。中津では船曳網漁業により、比較的浅い沿岸域で漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、天ぷら、塩焼き、南蛮漬けなど
【旬】4月中旬から9月まで


スズキ

スズキ(鱸)

成長に従って名前が変わる(セイゴ→ハネ→スズキ)縁起の良い出世魚で、上質な白身が人気。伝統の囲い刺し網漁などにより多く漁獲される。1年を通じて漁獲があるが、夏が脂も乗っていて一番の旬。
【おススメの食べ方】刺身、塩焼き、フライなど
【旬】5月から8月ごろ


マダコ

マダコ(真蛸)

一般的に「タコ」といえば、マダコを指すほど馴染み深い。大きめのタコツボや底曳網で1年を通じて漁獲され、豊前海で漁獲されるタコの中では一番大きいサイズ。
【おススメの食べ方】刺身、カルパッチョ、酢の物、タコ飯など
【旬】6月から9月ごろ


トリガイ

トリガイ(鳥貝)

寿司種でも用いられる甘みと独特の食感が人気の高級食材。色が黒いほうが高価となる。さっと湯通しすると甘みが増す。底曳網で漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、しゃぶしゃぶ、酢味噌和
【旬】5月から7月ごろ


クルマエビ

クルマエビ(車海老)

味の良さから、伊勢海老と並びエビの中でも人気が高い高級食材。近年は減少が著しく、当組合でも稚魚の放流を行い、資源回復を図っている。俳句でクルマエビは夏の季語。小型底曳網、エビ建て網により1年を通じて漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、塩焼き、天ぷらなど
【旬】天然物の旬は6月から8月ごろ、養殖物は12月から2月ごろ


ヨシエビ

ヨシエビ(葦蝦)

車エビのような鮮やかな模様はないが、車エビに次ぐ高級なエビ。締まった身は甘みが強いのが特徴。底曳網で漁獲され、多彩な調理ができるため朝市でも人気がある。稚エビの時期を河口の葦帯で過ごすことが和名の由来で、当組合では放流魚種に加え資源の底上げを図っている。
【おススメの食べ方】刺身、天ぷら、フライ、エビチリ、塩焼き、焼きめし、煮付け。和・洋・中とわずなんにでもあう万能食材
【旬】6月から10月


ガザミ

ガザミ(ワタリガニ)のオス

夏に旬を迎えるガザミのオス。身詰まりが大変良く、身の甘さがメスの比ではないほど。豊前海では豊幸ガニのブランド名で出荷される。小型底曳網、カニカゴ漁により漁獲される。1年を通じて漁獲され、メスは秋から冬にかけてが旬を迎える。
【おススメの食べ方】茹でガニ、炭火焼、カニ汁(味噌汁)
【旬】オスの旬は7月から10月ごろ


イイダコ

イイダコ(飯蛸)

産卵期、胴の中に詰まった真子(卵)が飯粒に見えることが和名の由来で、旬も産卵期の秋口にかけてとなる。タコツボ 底曳網、釣り、などで漁獲。
【おススメの食べ方】煮付け、酢味噌和え、タコ飯
【旬】春先から10月ごろまで漁獲されるが、夏が特に美味


ベイカ

ベイカ(米烏賊)

別名イカゴ、ベカ。春先に真子(卵)をもち、身がふっくらしていて美味。通年で漁獲されるが、夏場8月から9月が量が多い。
【おススメの食べ方】刺身、煮付け、酢味噌和え
【旬】春先から8月ごろ

秋のさかな

マゴチ

マゴチ(真鯒)

人によってはふくの身より美味しいと言われる。人によっては刺身はふくの身より美味しいと言われる。小型底曳網漁業により年中安定して漁獲されるが、秋口が身が締まって美味しい。
【おススメの食べ方】刺身、唐揚げ、天ぷら、椀物など
【旬】9月から11月ごろ


ベタ(舌平目)

ベタ(舌平目)

正式名称は舌平目。中津ではベタの愛称で親しまれ、一夜干しが古くから生産されている。白身でくせのない淡白な味。フレンチでもお馴染みの食材。秋から冬にかけて、身がふっくらと肉厚になる。小型底曳網漁業により比較的沖合で、1年を通じて安定して漁獲されている。
【おススメの食べ方】煮付け、ムニエル、からあげ。一夜干しは、オーブンで軽く焼くと身離れが良く美味い。
【旬】11月から12月ごろ


ガザミ

ガザミ(ワタリガニ)のメス

秋から春にかけて旬を迎えるガザミのメス。オスの旬とは異なり、内子が期待できる秋以降がメスの旬となる。豊前海では豊幸ガニのブランド名で出荷される。小型底曳網、カニカゴ漁により漁獲される。1年を通じて漁獲され、オスは夏に旬を迎える。
【おススメの食べ方】茹でガニ、炭火焼、カニ汁(味噌汁)
【旬】メスの旬は11月から2月ごろ

冬のさかな

クロダイ

クロダイ(黒鯛)

名前の由来は体色が黒っぽい見た目から。地元では、チヌ・チンと呼ばれ、底曳網の他、伝統の囲い刺し網で1年を通じて漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、塩焼き、煮つけ、フライなど
【旬】産卵前の冬から春が旬


のり

のり(海苔)

大分県産の海苔のほとんどを中津市が占める。生産は、11月下旬から3月まで行われるが、季節風が強いため、少し固いが風味が良く味がしっかりしている。初摘みのものが柔らかく美味しい。
【おススメの食べ方】焼き海苔、刺身(生海苔)、手巻き寿司
【旬】11月から3月ごろ


アカガイ

アカガイ(赤貝)

黒っぽい殻と対照的に鮮やかな赤(オレンジ)色をしている身が名前の由来。身が赤いのは人間と同じヘモグロビンを含んでいるためで、貧血予防に効く。身は程よい歯ごたえで旨味があり、寿司種としても定番ながら、高級食材でもある。底曳網により漁獲される。
【おススメの食べ方】刺身、酢味噌和え、バター炒めなど
【旬】11月から3月ごろ


シャコ

シャコ(蝦蛄)

江戸前寿司の寿司種として知られるシャコ。中津では、冬といえばシャコで、平成10年頃までは漁獲制限(200㌔/隻)するほど大量に獲れていたが、近年は漁獲量が激減し、幻になりつつある。小型底曳網で漁獲される。
【おススメの食べ方】寿司、塩ゆで、天ぷらなど
【旬】10月から4月


タイラギ

タイラギ(玉珧)

別名、平貝(タイラガイ)。ホタテ貝のように主に貝柱を食べる。歯ごたえがあり、甘み、旨味が強く高級食材として扱われる。有明海の潜水漁が有名だが、豊前海でも底曳網(貝桁)の他、干潟でも漁獲される。大きいものは30センチを超える。
【おススメの食べ方】刺身、寿司、バター焼き、天ぷら、煮つけ、焼き、蒸しなど
【旬】12月から4月ごろ


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